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zoom RSS 詩を歌う         母のなげき        光

<<   作成日時 : 2006/09/26 17:45   >>

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あたしは、亡くなったのは他人の子だとねがっていたんです。
 なにかの、まちがいだとおもっていたんです。
 だって、
あたしの四歳の娘が、亡くなるはずがないんですよ。
 あの愛らしい笑顔が、きえるはずがないし、
愛らしい声が、聞けなくなることはないし、
あの、ぬくもりのある体が、冷たくなるはずがないんです。
 でも、でも、でも、ああ・・・
 無情にも、あたしは冷たくなった娘を、
だきました。
 無常にも、あたし自身が泣きさけぶ声がきこえました。

 そこのあなた、なぜ、いいかげんな運転をしていたの。
 なぜ、白々しい弁解ができるの。
 なぜ、いいかげんに、あたしの娘の命をうばうことができたの。
 よく、きいてください、
あたしの娘は、まちがいなく未来へつづく道にいたのよ。
 あたしの娘は、そのちいさな手に、
未来へむかって燃える、炎をもっていたのよ。
 その娘の、冷たくなった骸(むくろ)を、
あたしがなぜ抱いていなくてはならないの。
 あたし自身の泣き声を、なぜ、
聞かなくてはならないの。

 もし、肌のぬくもりで、娘が生きかえるのなら、
あたしの命のあるかぎり、あたためましょう。
 もし、あの愛らしい声ではなしかけてくれるのなら、
命のかぎり答えましょう。
 もし、あの愛らしい微笑みをくれるのなら、
命のかぎり、愛していくのをちかいましょう。
 でも、でも、ああ・・・

 そこのあなた、娘を失った母のなげきを、
心にきざんでください。
 決して忘れないでください。
 それとも、あなたには母のなげきを聞く心がないんですか?

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
donatadesyoukaさん、はじめまして!感受性豊かな詩ですね!被害にあわれた親はまさにこんな気持ちなんでしょうね。TVを通して伝わってくる不法な事件・・・幼い命だけに余計にいたたまれませんね。
ドライバー一人一人が自分に置きかえて考えみて、人事に思わないこと。このような悲惨な事件が二度と起きないよう社会全体の交通安全に対する願いがドライバーの心に届いてほしいですね。
いっちぇ
2006/09/26 18:47
はじめまして。重い詩です・・・・。
私もドライバーの一人として、この詩を心に刻みます。
KAZUYA
2006/09/27 14:28

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